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施設長の ”宝” 日記2020 ver.33

夜になると耳にする、
「リーン、リーン、リーン、リン、リン」と、鈴虫の鳴き声。
その奏でる音色は、日中の暑さを忘れさせてくれるかのように涼しげで、
情緒的にさえ感じます。
 
日本では、奈良時代に編さんされた万葉集などに虫の鳴き声を楽しむ様子が
詠まれているほか、
江戸時代の中期ごろには ” 虫売り ” が商売として成立するなど、古来から、
虫の鳴き声を楽しむ文化は、私たちの暮らしと結びつきがあったようです。

↑「虫売り」 江戸職人歌合(石原正明著)より引用
近年、都市化や生活スタイルの変化などにより、
虫の鳴き声を聴いたり愛でたりする文化が衰退しつつある中、
私どもの法人の周辺には、多くの虫がすむ『保たなければならない自然』が
残っています。

法人経営に置き換えると、
今後とも保たなければならないこと、今すぐに変わらなければならないこと、
これから変えなければならないことなど、さまざまです。
情報収集力、判断力、行動力を養い、何事も機敏に対応できる力を備え
前へ前へと進んでまいります